院内設備
検査機器一覧
眼科用レーザ光凝固装置
網膜と呼ばれる眼の一番奥の部分に穴があいたり出血などが起きたときに、その周囲を焼き固めてそれ以上広がらないようにするための手術機器です。基本的に視力改善を目的にするのではなく、増悪させないようにする処置です。
OCT(光干渉断層計)眼底三次元画像解析
主に網膜や視神経の構造を精密に検査するために開発された検査機器です。
光を当てて網膜と視神経の断面を画像化します。5分程度の検査で痛みはなく眼に侵襲を与えることはありません。
ハンフリー視野計(HF)
目を動かさない状態で見える範囲(視野)を調べます。
視野のどこの部分がどの程度欠けているかを検査します。この検査によって緑内障をはじめ、視神経疾患・脳梗塞・脳腫瘍等による視野欠損の有無や程度を調べることができます。片眼10分~15分程度の検査となりますので負担は大きくありません。
ゴールドマン動的視野計(GP)
見える範囲の広さ、いわゆる視野を測定する機器です。緑内障の程度や頭蓋内疾患による視機能への影響を調べるのに有効な検査となります。少し時間がかかる検査になりますので、体調が良い時に検査を受けて頂くことをおすすめします。視覚障害の認定書類に必要な検査です。
スペキュラーマイクロスコープ
角膜の内部にある細胞の数を調べる検査になります。
角膜を形成している5つの層のうち、最も内側にあるのが角膜内皮細胞です。コンタクトレンズの長時間装用や、角膜が酸素不足に陥った場合にこの細胞が減ってしまいます。再生機能がないため細胞が減少してしまうと将来的に角膜障害をきたすことがあります。
オートレフケラトメーター
他覚的に屈折度数を測定することができます。この機器である程度の屈折異常が判定できます。視力検査をする際に参考となります。
眼底カメラ
眼球の一番奥の部分(眼底)を撮影します。緑内障、眼底疾患の他に、高血圧・高脂血症・糖尿病等の全身疾患の早期発見にも役立ちます。
細隙灯顕微鏡
医師が診察時に患者様の眼を見る際に使用します。光を当てて眼の表面や眼底を観察します。基本的な眼科診療に必要な機器です。
ハンドスリット
通常の診察用の細隙灯顕微鏡で診察する事のできない小さなお子様や、車いすの方に使います。持ち運びに便利な大きさなので、病院での入院患者様の診察や老人施設の往診に使用されることもあります。
眼圧計測(トノメーター)
眼内の圧力(眼圧)を測定する機器です。風を当てる検査なので初めての方はびっくりすることもありますが、眼科診療では基本的な検査の1つです。苦手な方や眼圧が高いなどで再検査が必要な方は、診察室内で別の方法で測定します。
システム検眼機
他覚的に測定した屈折のデータをもとに、より詳しい視力検査を行う際に用います。メガネやコンタクトレンズの処方をする際にはもちろん、どの方にも重要な検査となります。
色覚検査
色のモザイクの中に書かれている数字を読み取る検査です。正しい色を判別できない場合は、この文字を読み取ることができませんが日常生活にはほとんど支障はありません。